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マザーズ先物見通し:米国株高などを背景に買い戻しの動きが強まるか

本日のマザーズ先物は、米国株高や円安などを材料に、買い戻しの動きが強まりそうだ。前日の米国市場は、良好な企業決算などを好感した買いを受けて主要株価指数は史上最高値を更新するなど騰勢を強めた。また、円相場も1ドル=110円台前半へと円安が進んでおり、個人投資家のセンチメントは好転すると予想される。年初からの値動きを見ると、日経平均は約1.2%上昇しているのに対し、マザーズ先物は約1.2%下落しており、出遅れ感が目立つ。特に、直近IPOなどには活発な物色が見られる一方で、先物にインパクトのある時価総額上位銘柄ではこうした出遅れ感が顕著だ。このため、個人投資家心理の改善から、上述した指数寄与度の高い主力級銘柄に買い戻しの動きが強まれば、マザーズ先物の上昇にも寄与しよう。ただ、主要企業の決算発表を来週以降に控えていることなどもあり、買い戻しの動きが一巡したあとは、様子見気分が強まる可能性もある。また、週末要因として持ち高調整の動きも想定されるだけに、市場では「心理的な節目である900ptを突破するには新たなきっかけ材料が必要」との声も聞かれた。上値のメドは885.0pt、下値のメドは870.0ptとする。

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