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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり

【ブラジル】ボベスパ指数 116704.21 +0.25%
16日のブラジル市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比289.86ポイント高(+0.25%)の116704.21で取引を終えた。115961.4から117105.6まで上昇した。

プラス圏で推移した後はいったん売りに押されたが、終盤は再び買い戻された。米株高が好感され、ブラジル株も買われた。また、米中通商協議の前進や今後の両国の貿易関係に対するポジティブな見方が優勢になっていることも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が引き続き嫌気された。

【ロシア】MICEX指数 3157.23 +0.79%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比24.60ポイント高(+0.79%)の3157.23で取引を終了した。3137.52から3163.20まで上昇した。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米中通商協議の第1段階の合意や今後の両国の関係が改善されるとの期待感なども支援材料となった。一方、MOEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から積極的に上値を追う展開はみられなかった。

【インド】SENSEX指数 41932.56 +0.14%
16日のインドSENSEX指数は小反発。前日比59.83ポイント高(+0.14%)の41932.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同12.20ポイント高(+0.10%)の12355.50で取引を終えた。

中盤マイナス圏に転じる場面もあったが、その後は再び買い戻された。政府が外資の保護策や輸出業者の税優遇策を検討しているとの報道が関連銘柄の物色手掛かり。また、大部分の欧州市場が買い優勢の展開を示したことも支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3074.08 -0.52%
16日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.96ポイント安(-0.52%)の3074.08ポイントと3日続落した。

指標発表前に買いが手控えられる展開。国家統計局は17日、19年10~12月GDP成長率と12月の各種経済統計(小売売上高や固定資産投資、鉱工業生産など)を公表する。内容を見極めたいとするスタンスが強まった。一方、米中両政府は昨夜、通商協議「第1段階の合意」文書に署名。目先の好材料が一旦出尽くしたとの見方も広がった。

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