17日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり175銘柄、値下がり44銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は続伸。117.03円高の24050.16円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えている。16日の米株式市場でNYダウは267ドル高と4日続伸し、主要3指数が揃って過去最高値を更新した。2019年12月の小売売上高が堅調な内容となり、週間の米新規失業保険申請件数も予想より減少。こうした経済指標の改善が好感されたうえ、金融大手モルガン・スタンレーは市場予想を上回る決算で急伸し、半導体関連株も台湾積体電路製造(TSMC)の業績・設備投資見通しを受けて買われた。為替相場はリスク選好的な円売りで1ドル=110円台前半と円安方向に振れ、本日の日経平均もこうした流れを引き継いで170円高からスタート。朝方には一時24115.95円(182.82円高)まで上昇し、取引時間中の昨年来高値を付けた。ただ、上値では利益確定の売りが出て伸び悩む場面も見られた。
値上がり寄与トップはファナック、同2位は信越化となり、2銘柄で日経平均を約16円押し上げたほか、日東電、ソフトバンクG、ファーストリテ、スズキ、TDKなどがそれに続いた。前日に台湾TSMCが発表した10-12月期決算及び1-3月期の売上高見通しが市場想定を上回るものとなり、20年通年の設備投資計画も強気なものとなった。これを受け、米国市場同様に東京市場でも値がさハイテク株に関心が向かった。一方、値下がり寄与上位銘柄は、ファミマ、太陽誘電、大塚HD、協和キリン、リクルートホールディングスなどが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 24050.16(+117.03)
値上がり銘柄数 175(寄与度+147.56)
値下がり銘柄数 44(寄与度-30.53)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 20775 230 +8.29
信越化 12590 220 +7.93
日東電 6230 180 +6.48
ソフトバンクG 4900 28 +6.05
ファーストリテ 65350 140 +5.04
スズキ 4964 132 +4.76
TDK 12370 100 +3.60
オリンパス 1798 25 +3.60
塩野義 7120 99 +3.57
エーザイ 8323 98 +3.53
KDDI 3270 16 +3.46
SUBARU 2835 94.5 +3.40
横河電 2081 91 +3.28
豊通商 3855 90 +3.24
ヤマトHD 1916 87 +3.13
東エレク 25135 85 +3.06
エプソン 1675 37 +2.67
デンソー 4976 72 +2.59
日産化学 4715 70 +2.52
オムロン 6460 70 +2.52
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファミマ 2630 -34 -4.90
太陽誘電 3445 -80 -2.88
大塚HD 4910 -69 -2.49
協和キリン 2605 -55 -1.98
リクルートHD 4217 -17 -1.84
第一三共 7354 -46 -1.66
アドバンテ 6110 -20 -1.44
ヤマハ 6040 -40 -1.44
丸井G 2713 -36 -1.30
イオン 2347.5 -33 -1.19
カシオ 2268 -29 -1.04
資生堂 7846 -27 -0.97
花王 9107 -26 -0.94
エムスリー 3300 -10 -0.86
日本ハム 4815 -40 -0.72
サイバー 3675 -95 -0.68
味の素 1817.5 -12.5 -0.45
京成 4305 -25 -0.45
Jフロント 1520 -21 -0.38
ニチレイ 2655 -19 -0.34