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サン電子 Research Memo(9):モバイルデータソリューション好調も、足元損益は先行費用などにより低迷

■サン電子の過去の業績推移

過去の業績を振り返ると、東日本大震災によるパチンコ業界の自主規制もあって売上高は2011年3月期にボトムを付けた。その後、モバイルデータソリューションの急拡大と遊技台部品(現エンターテインメント関連)の回復によって増収基調を続けてきた。また、損益面では、利益率の高いモバイルデータソリューションの構成比の高まりに加えて、増収による固定費吸収などにより、2014年3月期の営業利益率は9.0%にまで上昇した。ただ、2016年3月期以降は、エンターテインメント関連の落ち込みに加えて、M2M及びAR関連、VRゲームコンテンツなど、今後の成長に向けた先行費用の拡大やMLCの下振れ(2019年3月期に事業譲渡)などにより、足元では2期連続で営業損失を計上している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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