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マザーズ先物見通し:様子見気分強く狭いレンジ内での小動きか

本日のマザーズ先物は、手掛かり材料難から様子見ムードの強い展開が予想される。前週末の米国市場は、米中の好調な経済指標を背景に買われ、NYダウなど主要株価指数は上昇した。為替市場でも1ドル=110円台前半での落ち着いた動きが続いており、個人投資家マインドの改善につながると思われる。ただ、マザーズ先物は今月10日以降、25日線を挟んだ狭いレンジでの小動きが続いており、市場では「個人投資家は新興市場の中でも相対的に堅調なJASDAQ市場に投資資金を振り向けている」とされている。このため、マザーズ市場を敬遠する動きが当面は続くと想定され、こうした流れはマザーズ先物にも影響しよう。また、メルカリ、ラクス、そーせいなど指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が軟調に推移していることもマザーズ先物のこう着感を強める要因の一つになっている。この流れが続くようであれば、本日のマザーズ先物も軟調な展開を強いられよう。一方、フリーなど直近上場銘柄は堅調な値動きをしているものが多い。これら銘柄群にはマザーズ先物への直接的な影響力はないが、こうした動きがマザーズ市場全体のセンチメントを向上させ、指数インパクトの大きい主力銘柄にも買いの動きが入れば、マザーズ先物の下支えにはなろう。上値のメドは880.0pt、下値のメドは865.0ptとする。

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