21日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり49銘柄、値下がり172銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は4日ぶり大幅反落。20日の米国市場はキング牧師誕生日の祝日で休場だった。積極的に取引を手掛ける材料に乏しいなかで、本日の日経平均は10円安からスタートすると、朝方は小動きが続いた。しかし、10時を過ぎたころから株価指数先物に売りが出て下げ幅を急拡大。新型肺炎の拡大懸念から香港株が大きく下落したことなども重しとなり、引けにかけて23843.48円(前日比240.03円安)まで下落する場面があった。なお、日銀が金融政策の現状維持を決定したが、相場への影響は限られた。
大引けの日経平均は前日比218.95円安の23864.56円となった。東証1部の売買高は9億1259万株、売買代金は1兆6704億円と引き続き薄商いだった。業種別では、空運業、鉄鋼、化学が下落率上位だった。一方、建設業、パルプ・紙、輸送用機器が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は46%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約31円押し下げた。同2位は東エレクとなり、KDDI、ファナック、資生堂、TDK、ファミマ、アドバンテスなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは資生堂で3.87%安、同2位は安川電で3.17%安だった。資生堂などインバウンド関連銘柄には新型肺炎の影響を懸念した売りが出た。
一方、値上がり寄与トップはトヨタ自で1銘柄で日経平均を約3円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、バンナムHD、コムシスHD、塩野義薬などがつづいた。日経平均構成銘柄の上昇率トップは三井E&Sで2.34%高、同2位は明治HDで1.33%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 23864.56(-218.95)
値上がり銘柄数 49(寄与度+14.99)
値下がり銘柄数 172(寄与度-233.94)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
トヨタ 7854 74 +2.67
ソフトバンクG 4875 9 +1.95
バンナムHD 6517 46 +1.66
コムシスHD 3295 30 +1.08
塩野義 7079 20 +0.72
明治HD 7610 100 +0.72
アステラス薬 1885 3 +0.54
豊通商 3935 15 +0.54
クボタ 1769 13.5 +0.49
スズキ 5074 13 +0.47
コナミHD 4600 10 +0.36
大日印 3020 20 +0.36
三菱電 1572 9 +0.32
東建物 1750 17 +0.31
サイバー 3840 40 +0.29
大日住薬 2167 7 +0.25
積水ハウス 2428.5 6 +0.22
SUBARU 2860.5 5 +0.18
日本ハム 4735 10 +0.18
日野自 1122 4 +0.14
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 63330 -870 -31.34
東エレク 24600 -580 -20.89
KDDI 3263 -63 -13.62
ファナック 20640 -325 -11.71
資生堂 7500 -302 -10.88
TDK 12290 -300 -10.81
ファミマ 2498 -58 -8.36
アドバンテ 6060 -110 -7.93
エムスリー 3225 -85 -7.35
信越化 12415 -185 -6.66
テルモ 3938 -36 -5.19
安川電 4120 -135 -4.86
セコム 9560 -130 -4.68
京セラ 7655 -52 -3.75
キッコーマン 5300 -100 -3.60
エーザイ 8253 -98 -3.53
オムロン 6440 -90 -3.24
花王 8958 -84 -3.03
トレンド 5800 -70 -2.52
第一三共 7273 -69 -2.49