22日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり104銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は反発。120.94円高の23985.50円(出来高概算4億6000万株)で前場の取引を終えている。連休明けとなった21日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、152ドル安となった。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大への懸念からアジア株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行。ワシントン州で同ウイルスの感染者が確認されたとも伝わった。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで29円安からスタートしたが、前日に218円安と大きく下落しただけに、下値では押し目買いが入りプラス圏へ浮上。やはり前日下げの目立った香港株がひとまず反発したことなどが安心感につながり、前引けにかけて一時23992.73円(128.17円高)まで上昇した。
値上がり寄与トップはリクルートホールディングス、同2位はアドバンテストとなり、2銘柄で日経平均を約26円押し上げたほか、東京エレクトロン、信越化、ダイキン、TDK、ファミマなどがそれに続いた。信越化は、5G向けの半導体に使う高機能のウエハーを開発したと報じられている。窒化ガリウムを使う製法で、従来よりも4倍の面積にウエハーを大型化できるようだ。今後の市場拡大が想定されている5G対応製品の投入で、製品の付加価値化やシェアの拡大期待などが優勢になっているようだ。一方、値下がり寄与上位銘柄は、塩野義、AGC、デンソー、ヤマトホールディングス、スズキなどが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 23985.50(+120.94)
値上がり銘柄数 114(寄与度+152.71)
値下がり銘柄数 104(寄与度-31.77)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 4308 121 +13.08
アドバンテ 6240 180 +12.97
東エレク 24940 340 +12.25
信越化 12690 275 +9.91
ダイキン 16175 240 +8.65
TDK 12520 230 +8.29
ファミマ 2541 43 +6.20
花王 9112 154 +5.55
第一三共 7423 150 +5.40
アサヒ 5104 138 +4.97
オムロン 6570 130 +4.68
オリンパス 1788 30 +4.32
バンナムHD 6621 104 +3.75
キッコーマン 5400 100 +3.60
テルモ 3961 23 +3.31
エーザイ 8325 72 +2.59
KDDI 3273 10 +2.16
セコム 9618 58 +2.09
京セラ 7680 25 +1.80
NTTデータ 1578 10 +1.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
塩野義 6938 -141 -5.08
AGC 3990 -55 -0.40
デンソー 4954 -49 -1.77
ヤマトHD 1871 -49 -1.77
スズキ 5028 -46 -1.66
住友鉱 3402 -88 -1.59
トヨタ 7819 -35 -1.26
アルプスアル 2469 -30 -1.08
エプソン 1661 -14 -1.01
コムシスHD 3270 -25 -0.90
東海カ 1011 -24 -0.86
コナミHD 4580 -20 -0.72
ブリヂストン 3988 -19 -0.68
JT 2382.5 -14.5 -0.52
ホンダ 3026 -7 -0.50
7&iHD 4222 -14 -0.50
日電硝 2329 -46 -0.50
コニカミノルタ 713 -13 -0.47
ミツコシイセタン 931 -13 -0.47
京成 4280 -25 -0.45