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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、MOEX指数が引き続き過去最高値水準

【ブラジル】ボベスパ指数 118391.36 +1.17%
22日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1365.32ポイント高(+1.17%)の118391.36で取引を終えた。117035.5から118401.00まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。新型肺炎に対する中国政府の対応が好感され、買い戻しが優勢。習近平・国家主席は20日、「感染拡大を全力で防ぎ、制圧する」措置を講じるよう指示した。また、海外市場が堅調な値動きを示したことなども買い安心感を与えた。

【ロシア】MICEX指数 3174.62 -1.08%
22日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比34.60ポイント安(-1.08%)の3174.62で取引を終了した。3222.93から3174.62まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、利益確定売りが継続。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り材料となった。

【インド】SENSEX指数 41115.38 -0.50%
22日のインドSENSEX指数は続落。前日比208.43ポイント安(-0.50%)の41115.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同62.95ポイント安(-0.52%)の12106.90で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けにかけて下げ幅をじりじりと拡大させた。中国で発生した新型コロナウイルス肺炎の伝染拡大への懸念が解消されていないことなど外部環境の悪化が引き続き圧迫材料。また、2019年度の税収目標が達成できないとの見通しも財政支出の拡大期待を後退させた。このほか、繊維製品の輸出減が同セクターの圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3060.75 +0.28%
22日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.61ポイント高(+0.28%)の3060.75ポイントと反発した。

新型肺炎拡大の過度な警戒感が後退する流れ。新型コロナウイルス感染による肺炎患者数の増加について大手ブローカーは、「中国経済にとっては逆風だが、当局は追加の金融緩和など経済対策を強化して善処する」との見方を示した。また、習近平・国家主席は20日、「感染拡大を全力で防ぎ、制圧する」措置を講じるよう指示。情報公開が2003年のSARS(サーズ、重症急性呼吸器症候群)まん延時と比べ、迅速になされていることも投資家の不安心理を和らげさせている。指数は後場に入りプラスに転じた。

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