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マザーズ指数は3日続落、新型肺炎の感染拡大懸念がセンチメントを悪化、値上がり率トップはJIA

 本日のマザーズ指数は、新型肺炎の感染拡大に対する警戒感から市場全体の上値が重いなか、時価総額上位銘柄群が下押しする形で大幅に3日続落となった。前日の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大を巡っての懸念が強まり売りが先行。ただ、世界保健機関(WHO)が非常事態宣言を見送ったことから引けにかけては下げ幅を縮小した。こうした外部環境が良好とはいえない中、個別に材料のあったところへの物色は見られたものの、主力級の時価総額上位銘柄については大きく売り込まれるところが多く、指数の重しとなった。スマホ決済サービスの統合に向けて、Origamiを買収すると発表したメルカリが2%超下げたことも個人投資家センチメントの悪化に繋がった。なお、売買代金は概算で880.84億円。騰落数は、値上がり82銘柄、値下がり225銘柄、変わらず7銘柄となった。
 個別では、2020年12月期について大幅な営業増益予想を発表したJIAが21%超とストップ高まで買い進まれた。直近IPO銘柄として物色されたBUYSELLも14%超と2ケタ台の上昇を見せた。また、昨日、国内大手証券による買いでのカバレッジ開始観測のあったメドレー、1対2の株式分割を発表したピアラ、AWS運用自動化サービスでAmazon EBSのバックアップ状況を定期的にチェックする機能をリリースしたサーバーワークスも上伸し、そのほか、オンコリス、イグニス、タイセイ、BASEなどが値上がり率ランキング上位に入った。一方、子会社の従業員による不正行為が発覚したアドベンチャーは14%超とストップ安まで売り込まれ、また、米国でのPledOxの第三相POLAR-M試験に対する実施保留命令を受領したソレイジアも7%近く下げた。そのほか、オンコセラピー・サイエンス、エスユーエス、旅工房、フロンティアI、ホープ、イルグルムなどが値下がり率上位にランクインした。

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