29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり165銘柄、値下がり51銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反発。28日の米国市場でNYダウは6日ぶりに反発し、187ドル高となった。為替相場は1ドル＝109円台前半へと円安方向に振れ、前日までの2日間に611円ほど下落していた日経平均も自律反発に期待した買いが先行して93円高からスタート。朝方マイナスに転じる場面があったものの、春節（旧正月）の連休明けとなった香港ハンセン指数が寄り付きを安値に下げ渋ったことなどが安心感につながり、後場には一時23392.61円（前日比176.90円高）まで上昇した。
大引けの日経平均は前日比163.69円高の23379.40円となった。東証1部の売買高は10億3295万株、売買代金は1兆9685億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、鉱業、証券、ゴム製品、化学が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の51％、対して値下がり銘柄は45％となった。
値上がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約26円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、東エレク、ダイキン、信越化、日東電工、エムスリーなどがつづいた。信越化やエムスリーは前日引け後に発表した決算発表をうけ買いが優勢に。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは日東電工で3.82％高、同2位は郵船で3.21％高となった。郵船は10-12月期の業績観測報道が好感された。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテスで1銘柄で日経平均を約7円押し下げた。同2位はエーザイとなり、ヤマハ、三菱地所、積水ハウス、カシオ計などがつづいた。日経平均構成銘柄の下落率トップはサイバーで1.74％安、同2位は三菱地所で1.71％安となった。
*15:00現在
日経平均株価 23379.40(+163.69)
値上がり銘柄数 165(寄与度+187.36)
値下がり銘柄数 51(寄与度-23.67)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 59410 720 +25.94
ソフトバンクG 4692 103 +22.26
東エレク 24780 510 +18.37
ダイキン 15695 260 +9.37
日東電 6250 230 +8.29
信越化 12515 230 +8.29
エムスリー 3235 85 +7.35
テルモ 3948 47 +6.77
リクルートHD 4359 49 +5.30
ファナック 19900 120 +4.32
ホンダ 2902.5 53.5 +3.85
セコム 9798 98 +3.53
KDDI 3285 15 +3.24
安川電 3955 80 +2.88
ファミマ 2400 18 +2.59
ソニー 7835 62 +2.23
スズキ 4912 47 +1.69
ブリヂストン 3916 43 +1.55
武田 4314 42 +1.51
第一三共 7459 42 +1.51
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 6060 -100 -7.20
エーザイ 8210 -42 -1.51
ヤマハ 5670 -40 -1.44
菱地所 2185.5 -38 -1.37
積水ハウス 2408 -33 -1.19
カシオ 2152 -29 -1.04
中外薬 10610 -25 -0.90
SUBARU 2750 -25 -0.90
明治HD 7810 -90 -0.65
アルプスアル 2337 -16 -0.58
ヤマトHD 1743 -15 -0.54
横河電 1975 -15 -0.54
日本ハム 4715 -30 -0.54
アサヒ 5036 -14 -0.50
サイバー 3665 -65 -0.47
協和キリン 2623 -12 -0.43
TDK 12270 -10 -0.36
日立建 3110 -10 -0.36
住友電 1515.5 -8.5 -0.31
大日住薬 1995 -7 -0.25