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マザーズ先物見通し:新型肺炎の治療薬発見や良好な米経済指標を受けて買い優勢か

本日のマザーズ先物は、前日の米国株高や円安進行など外部環境の好転を背景に、買い優勢で始まりそうだ。前日の米国市場では、新型肺炎の治療薬に関する海外メディアの報道のほか、ISM非製造業指数などの経済指標も良好な結果を示したことから、米主要株価指数は大幅に続伸した。これを受けて、円相場も1ドル=109円台後半まで円安が進んでいる。こうした流れから、日経平均も続伸スタートが想定され、個人投資家のセンチメントが大きく改善する形でマザーズ先物にも買い気が波及しよう。マザーズ先物は、ナイトセッションの間に一段レンジを上げて、高値では852ptを付けているが、目先の上値メドとしては25日移動平均線や75日線が位置している856ptあたりが意識されてきそうだ。ただ、市場では「中国の景気対策や新型肺炎の治療薬に関する報道で、前日の欧米株や中国株が上昇し、投資家心理は改善しているが、国内では新型肺炎の感染者数が増加しているほか、企業業績に対する影響も今後、顕在化してくるため、積極的に買い上がる動きにはなりづらいのではないか」とみる向きもある。また、「短期筋中心の売買だけに、上値の重さが意識されれば、手じまう動きも予想される」との声も聞かれた。個別では、本日大引け後にメルカリの決算発表が予定されている。上値のメドは856.0pt、下値のメドは840.0ptとする。

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