7日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり65銘柄、値下がり154銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は4日ぶり小反落。18.22円安の23855.37円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。6日の米株式市場でNYダウは88ドル高と4日続伸し、ナスダック総合指数やS&P500指数とともに過去最高値を更新した。中国政府が14日より米国からの輸入品750億ドル相当に対する関税を半減させると発表。米中貿易協議の進展期待が高まったほか、新型肺炎を巡る懸念がひとまず一服したこともあり、堅調推移となった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで25円高からスタート。朝方には一時23943.45円(69.86円高)まで上昇したが、前日までの3日間で900円あまり上昇していたことから利益確定の売りが出て、一転23759.42円(114.17円安)まで下落する場面もあった。
値下がり寄与トップはテルモとなったほか、ファーストリテ、バンナムHD、ヤマハなどが値下がり寄与上位に並んだ。前日に第3四半期決算を発表したテルモの10-12月期営業利益は271億円で前年同期比12.3%減益となり、会社計画通りのもようだが、市場予想は40-50億円程度下回った。通期会社計画下振れの可能性は乏しいものの、株価も高値圏にあったため、コンセンサス下振れ決算をマイナス視する動きが優勢に。一方、値上がり寄与上位銘柄では、トップがソフトバンクG、同2位はオリンパスとなり、2銘柄で日経平均を約96円分下支えしたほか、中外製薬、塩野義、KDDI、東京エレクトロンなどがそれに続いた。米有力アクティビストのエリオット・マネジメントがソフトバンクG株の約3%を取得し、企業統治の改善を求めているもようと伝わっている。
*11:30現在
日経平均株価 23855.37(-18.22)
値上がり銘柄数 65(寄与度+155.49)
値下がり銘柄数 154(寄与度-173.71)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5023 296 +63.98
オリンパス 2101.5 223.5 +32.20
中外薬 12215 335 +12.07
塩野義 6751 149 +5.37
KDDI 3410 24 +5.19
東エレク 24685 135 +4.86
信越化 13575 105 +3.78
エーザイ 9386 86 +3.10
アステラス薬 1979.5 12.5 +2.25
協和キリン 2814 58 +2.09
花王 8648 52 +1.87
SUBARU 2840.5 46 +1.66
武田 4496 46 +1.66
スズキ 5137 34 +1.22
スクリン 6680 170 +1.22
トレンド 6030 30 +1.08
NTTデータ 1489 6 +1.08
オムロン 6840 30 +1.08
三井不 2991 25.5 +0.92
第一三共 8185 21 +0.76
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 3886 -204 -29.39
ファーストリテ 59020 -480 -17.29
バンナムHD 6426 -277 -9.98
ヤマハ 5610 -220 -7.93
富士フイルム 5437 -196 -7.06
エムスリー 3160 -75 -6.48
アドバンテ 5700 -80 -5.76
リクルートHD 4516 -51 -5.51
TDK 12170 -150 -5.40
丸井G 2409 -110 -3.96
ホンダ 2885 -52 -3.75
セコム 9725 -76 -2.74
日立建 3035 -75 -2.70
ミネベアミツミ 2246 -72 -2.59
キッコーマン 5750 -70 -2.52
ダイキン 16310 -70 -2.52
日東電 6280 -60 -2.16
電通G 3685 -60 -2.16
トヨタ 7856 -58 -2.09
コマツ 2387 -58 -2.09