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マザーズ指数は小反落、新規材料難のなか小動き、値上がり率トップはAiming

 本日のマザーズ指数は、直近3日間において速いペースで値を戻していたことに対する警戒感もあり、小幅ながら反落となった。前日の米国市場では、中国政府による米国からの一部輸入品への関税引き下げの発表を好感して、主要3指数は続伸。ドル円も朝方に一時1ドル=110円台をつけるなど円安基調も続いており、外部環境の良好さは保たれていた。ただ、新規の材料に乏しく、週末による持ち高調整の要因などもあって、マザーズ指数は外部環境の好調さを背景に4日続伸といった展開には至らなかった。結局、全体的に方向感の定まらない動きとなり、最終的には小反落で終わった。なお、売買代金は概算で573.41億円。騰落数は、値上がり84銘柄、値下がり220銘柄、変わらず9銘柄となった。
 個別では、ホープが16%超と2日連続での窓を開けての大幅下落となったほか、第3四半期の累計営業損益が赤字に転じたイントランスが6%超と大きく下落した。その他では、ベストワンドットコム、GMOTECH、フロンティアインターナショナル、クックビズ、AmidAHDなどが値下がり率上位となった。一方、一昨日にスクエニHD傘下のスクウェア・エニックスとスマホゲーム「ドラゴンクエストタクト」を共同開発すると発表したAimingが本日も21%超とストップ高まで買い進まれたほか、第1四半期の営業利益が大幅増益となったAmaziaも16%超とストップ高となった。また、第3四半期の累計営業利益が2ケタ増益となったアイ・ピー・エスは10%超と上昇し、急反騰の流れが続いたソーシャルワイヤーは8%超と大幅に上伸した。主力どころでは、上半期の営業赤字が拡大したメルカリは、売上高の拡大などがむしろ評価されてこちらも8%近くまで上昇した。その他では、アドウェイズ、TDSE、NATTY、プレシジョン・システム・サイエンスなどが値上がり率上位にランクインした。
 なお、本日マザーズ市場に新規上場予定だったジモティーは、気配値上限2300円の買い気配で上場初日の取引を終えた。

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