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NY債券:米長期債相場は強含み、世界経済の減速懸念強まる

7日の米国長期債相場は強含み。この日発表された1月の米雇用統計内容はまずまず良好だったが、新型コロナウイルスの感染拡大や世界経済の減速懸念が強まり、安全逃避の債券買いが優勢となった。米国株式の下落も意識された。米労働省が7日発表した1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+22.5万人と市場予想を上回った。失業率は0.1ポイント上昇し、3.6%となったが、平均時給の上昇率は前年比+3.1%で大方の予想を上回ったものの、米金融政策に直接的な影響を及ぼす内容ではないとの見方が多く、債券市場での反応は一時的だった。

イールドカーブはややフラットニング。2年−5年は+0.50bp近辺、2年−10年は+18.40bp近辺で引けた。2年債利回りは1.40%(前日比:-5bp)、10年債利回りは1.58%(同比:-6bp)、30年債利回りは2.05%(同比:-6bp)で取引を終えた。

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