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マザーズ先物見通し:新型肺炎への再警戒感で様子見ムード

本日のマザーズ先物は、前週末の米国株安や円安一服など外部環境の悪化を受けて、買い見送り気分が強まりそうだ。前週末の米国市場は、このところの株価の上昇ピッチが速かったことから利益確定売りが先行し、主要株価指数は反落した。シカゴの日経225先物も大幅に続落し、日経平均も続落スタートが見込まれるなか、マザーズ先物にも売りが波及すると見込まれる。ただ、先週のマザーズ市場は新型肺炎に対する過度な警戒感が和らいだことから上昇し、マザーズ指数は、週間では日経平均の上昇率2.7%を上回る3.2%に達した。主力市場に比べて出遅れ感などが強まっていただけに、強いリバウンド局面となった。売り上げの伸びが拡大したことやNTTドコモと資本業務提携することなどが好感されたメルカリが急伸したことも個人投資家心理の改善につながっただけに、この流れが継続するなら、マザーズ先物にも好影響を与える場面が予想される。また、前週末に業績予想の上方修正を発表したミクシィがPTSの夜間取引で3%超上昇していることも、同銘柄が時価総額上位銘柄であるだけに、マザーズ先物の下支えになろう。そのため、全体としては売り一巡後は下げ渋る局面もありそうだ。上値のメドは835.0pt、下値のメドは820.0ptとする。

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