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日経VI概況:上昇、新型肺炎拡大に伴う中国経済鈍化懸念を改めて意識

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、先週末比+0.66pt(上昇率3.81%)の17.97ptと上昇した。なお、高値は18.45pt、安値は17.57pt。先週末の米国市場では、雇用統計が市場予想を上回る結果となったものの、新型肺炎の拡大に伴う中国経済への鈍化懸念から終日軟調推移となった。加えて、ドル円が若干の円高方向に振れていたことなども市場心理の重しとなり、本日の日中取引の日経225先物は押し目買いの入る場面が見られながらも、先週末比で200円近くの下落となった。こうした外部環境の悪化から、市場のリスクセンチメントを表す日経VIは上昇して始まった後、狭いレンジでの小動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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