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今日の為替市場ポイント:リスク回避のドル売り抑制も

12日のドル・円は東京市場では109円77銭から109円92銭まで反発。欧米市場でドルは109円87銭から110円13銭まで上昇し、110円08銭で取引終了。

本日13日のドル・円は110円を挟んだ水準で推移か。新型コロナウイルスの感染者が急増する可能性は低下しつつあり、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いはやや抑制される可能性がある。

報道によると、新型コロナウイルスの流行の終息時期について、WHO(世界保健機関)は「現時点では見通せない」との見方を示した。WHOのテドロス事務局長は「中国における新たな感染者数は安定しつつあるが、慎重に見なくてはいけない」との見方を伝えている。新型コロナウイルスの感染拡大については、中国の一部専門家が「4月にも終息する」と予測しているようだが、WHOはこのような見方には否定的であり、「現段階でピークを迎えたのかどうかの判断や終息する時期を予測するのは困難」との見方を伝えている。

市場関係者の間からは、「新たな感染者数(増加ペース)が2月中に大幅に低下することは期待できないが、現時点での累計の感染者数は想定を下回っている」との声が聞かれている。ただし、一部では「日本国内における感染者数の増加は無視できず、今後の動向を慎重に見極めることが必要」、「リスク回避的な取引が再び拡大する可能性は残されている」との見方も出ている。

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