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米国株見通し:株高一服、ウイルス懸念の再燃でいったん調整

(18時40分現在)
S&P500先物        3360.38(-20.12)
ナスダック100先物   9553.00(-72.75)

グローベックス米株式先物市場で、S&P500先物、ナスダック100先物は軟調地合い、NYダウ先物は170ドル超安で推移する。欧州株式市場はほぼ全面安で、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

12日の取引は堅調。主要3指数はそろって最高値を更新した。新型コロナウイルスの過度な懸念は和らぎ、ハイテク株を中心に幅広く買われた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日まで2日間の議会証言に臨み、国内経済を前向きに評価。新型ウイルスの先行きへの影響に一定の懸念を示唆したものの、具体的な見解を避けたことで株高を支援した。

ただ、本日は中国国内でのウイルス被害急増で警戒感が広がるなか、いったん調整の見通し。一方、今晩発表の消費者物価指数は前回を上回ると予想され、景気拡大観測を後押ししよう。また、目先の金融引き締めは想定されておらず、指数の下げは小幅にとどまりそうだ。なお、今晩の取引では、ファニーメイやデクスコム、ペプシコなどの企業決算が注目される。

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