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日経VI概況:続落、予想下回る10-12月期GDPが市場心理を悪化させるも下げ渋る

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前週末比-0.51pt(下落率3.09%)の15.96ptと低下した。なお、高値は17.62pt、安値は15.96pt。新型コロナウィルスによる肺炎患者数の拡大に歯止めがかからない中、寄り付き前に発表された日本の10-12月期GDP速報値が年率換算6.3%減と大幅に市場予想を下回ったことが市場のセンチメントを悪化させ、日経VIは上昇して始まった。ただ、ドル円が1ドル=109円80銭付近の円安水準を保持していたことやアジア市場が底堅く推移したことから日経225先物は下げ渋り、こうした下値の堅さが確認された後は、日経VIも上げ幅を縮め、結局、前週末比で低下した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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