19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり119銘柄、値下がり92銘柄、変わらず14銘柄となった。
日経平均は5日ぶり反発。165.80円高の23359.60円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。連休明けとなる18日の米株式市場でNYダウは3日続落し、165ドル安となった。アップルが1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表。新型肺炎が企業業績に与える影響への懸念から売りが出たが、引けにかけて下げ幅を縮めた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅に続伸し、過去最高値を更新した。東京市場ではアップルの発表を前日に織り込み済みであり、またアップルの株価も警戒されたほど下げなかったことから、本日は買い戻しが先行。日経平均は135円高からスタートすると、中国・上海株や香港株の落ち着いた値動きも安心感につながり、前引けにかけて一時23388.77円(194.97円高)まで上昇した。
値上がり寄与トップは東京エレクトロン、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約44円押し上げたほか、ソフトバンクG、中外製薬、ダイキン、アドバンテスト、リクルートホールディングスなどがそれに続いた。前述した米アップル株下落が限定的であったことから、ハイテク関連中心に買い戻しの動きが散見された。ほか、前日に5%近く下げたソフトバンクGは本日、自律反発の動きをみせている。出資先の米ウィーカンパニーの新最高経営責任者(CEO)に不動産会社再建で実績を持つサンディープ・マサラニ氏が就任したことも明らかになった。一方、値下がり寄与上位銘柄は、電通グループ、日東電、日産化学、大和ハウス、KDDIなどが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 23359.60(+165.80)
値上がり銘柄数 119(寄与度+209.55)
値下がり銘柄数 92(寄与度-43.75)
変わらず銘柄数 14
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 24850 645 +23.23
ファーストリテ 59490 590 +21.25
ソフトバンクG 5340 71 +15.35
中外薬 12130 395 +14.23
ダイキン 15575 285 +10.27
アドバンテ 5550 140 +10.09
リクルートHD 4574 74 +8.00
信越化 13585 220 +7.93
第一三共 7744 217 +7.82
エムスリー 3100 65 +5.62
エーザイ 8924 149 +5.37
ヤマハ 5890 140 +5.04
オリンパス 2020.5 34 +4.90
アステラス薬 1896 26.5 +4.77
NTTデータ 1459 26 +4.68
テルモ 3801 32 +4.61
ソニー 7371 106 +3.82
アサヒ 4834 99 +3.57
バンナムHD 5939 88 +3.17
日清粉G 1961 83 +2.99
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
電通G 3430 -115 -4.14
日東電 5940 -110 -3.96
日産化学 5000 -90 -3.24
大和ハウス 3255 -88 -3.17
KDDI 3382 -13 -2.81
安川電 3680 -60 -2.16
ファナック 20270 -55 -1.98
日本ハム 4615 -80 -1.44
TOTO 4590 -75 -1.35
スズキ 4893 -37 -1.33
オムロン 6560 -30 -1.08
キリンHD 2284 -27.5 -0.99
大日住薬 1716 -27 -0.97
クラレ 1266 -21 -0.76
豊通商 3645 -20 -0.72
積水ハウス 2327 -18.5 -0.67
京セラ 7364 -9 -0.65
ヤマトHD 1905 -15 -0.54
コナミHD 4275 -15 -0.54
7&iHD 4282 -15 -0.54