19日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり115銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は5日ぶり大幅反発。連休明け18日の米国市場でNYダウは3日続落し、165ドル安となった。ただ、1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表したアップルの株価が懸念されたほど下げず、ナスダック総合指数は小幅ながら続伸し、過去最高値を更新した。前日に大きく下落した日経平均も自律反発が意識され、本日は135円高からスタート。アジア株の落ち着きや為替の円安基調を受けて株価指数先物に買い戻しが入り、後場には23468.56円(前日比274.76円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比206.90円高の23400.70円となった。東証1部の売買高は11億3397万株、売買代金は2兆1108億円だった。業種別では、精密機器、ゴム製品、海運業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、銀行業、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は37%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約39円押し上げた。同2位は東エレクとなり、ソフトバンクG、アドバンテス、ダイキン、オリンパス、中外製薬などがつづいた。前述した米アップル株下落が限定的であったことから、ハイテク関連中心に買い戻しの動きがみられた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは国内証券によるレーティング格上げの動きがみられた日清粉Gで4.47%高、同2位は自社株の取得・消却の実施を発表したSUMCOで4.12%高となった。
一方、値下がり寄与トップは電通グループで1銘柄で日経平均を約5円押し下げた。事業環境悪化を背景として一部国内証券で目標株価の引き下げが観測された。同2位は日産化学となり、大和ハウス、日東電工、トヨタ自、スズキなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップも電通グループで4.23%安、同2位は目標株価引き下げの動きがみられた日本製鉄で3.58%安となった。
*15:00現在
日経平均株価 23400.70(+206.90)
値上がり銘柄数 104(寄与度+249.90)
値下がり銘柄数 115(寄与度-43.00)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 59990 1090 +39.27
東エレク 25140 935 +33.68
ソフトバンクG 5351 82 +17.72
アドバンテ 5630 220 +15.85
ダイキン 15590 300 +10.81
オリンパス 2057 70.5 +10.16
中外薬 12015 280 +10.09
TDK 11330 200 +7.20
第一三共 7724 197 +7.10
信越化 13555 190 +6.84
テルモ 3814 45 +6.48
エーザイ 8947 172 +6.20
NTTデータ 1465 32 +5.76
リクルートHD 4553 53 +5.73
ヤマハ 5890 140 +5.04
アステラス薬 1897 27.5 +4.95
太陽誘電 3445 110 +3.96
バンナムHD 5960 109 +3.93
ソニー 7370 105 +3.78
エムスリー 3075 40 +3.46
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
電通G 3395 -150 -5.40
日産化学 5010 -80 -2.88
大和ハウス 3266 -77 -2.77
日東電 5990 -60 -2.16
トヨタ 7543 -51 -1.84
スズキ 4885 -45 -1.62
キリンHD 2269.5 -42 -1.51
トレンド 5850 -30 -1.08
KDDI 3390 -5 -1.08
TOTO 4605 -60 -1.08
大日住薬 1713 -30 -1.08
デンソー 4425 -25 -0.90
三井不 2920 -24.5 -0.88
クラレ 1263 -24 -0.86
日本ハム 4650 -45 -0.81
クレセゾン 1827 -19 -0.68
アルプスアル 1835 -16 -0.58
旭化成 1012.5 -15.5 -0.56
積水ハウス 2330 -15.5 -0.56
豊通商 3650 -15 -0.54