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マザーズ指数は大幅反落、新型肺炎リスクが急拡大、値上がり率トップはリアルワールド

 本日のマザーズ指数は、全面安商状となるなか、多分に漏れず大幅反落となった。東京市場が休場だった24日の米国市場では、新型コロナウイルスによる感染被害が新たに韓国やイタリアでも観測され、世界経済減速への懸念から大幅下落となった。欧州株も含め全面安となり、投資家心理が悪化するなか、NYダウは1000ドルを超す下落となった。こうした流れを受けて、週明けの日経平均は朝方に一時1000円を超す大幅下落をみせ、マザーズ指数も一時782ptまで下げる場面があった。ただ、その後、押し目買いも散見されるなか、日経平均が下げ渋りを見せると、若干ながら次第に個人投資家心理も落ち着きを取り戻したとみられ、マザーズ指数も下げ幅を縮め、大引けまではもみ合う展開となった。なお、売買代金は概算で878.21億円。騰落数は、値上がり21銘柄、値下がり291銘柄、変わらず1銘柄となった。
 個別では、上値追いが続いたリアルワールドが16%超とストップ高を演じ、大幅に3日続伸となった。また、新型肺炎拡大に伴う思惑が向かった全自動遺伝子検査装置を手掛けているプレシジョン・システム・サイエンスは14%超、オンライン学習教材を提供しているすららネットは13%超とそれぞれ上昇した。業績予想を上方修正したサーバーワークスも7%超と上伸した。その他では、フルッタフルッタ、メドレー、MRT、オークファンなどが値上がり率上位に入った。一方、業績予想を下方修正したサマンサJPが10%を超える下落となったほか、247、フリークアウトHD、スタジオアタオ、ブティックス、イーエムネットジャパン、フロンティアインターナショナルなどが値下がり率上位に並んだ。
 なお、本日マザーズ市場に新規上場したAHCグループは公開価格(2200円)を約61.4%上回る3550円で初値を付けた後、3510円で引けた。

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