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日経VI概況:低下も、協調政策への期待感しぼみ、午後から上昇傾向

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は3日、前日-1.50pt(下落率3.81%)の37.80ptと低下した。なお、高値は38.04pt、安値は31.86pt。前日の米国市場では、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行が新型肺炎を巡る対応策で3日に電話会談を開催することが報じられると、各国による協調政策への期待感から、NYダウは1293ドル高と過去最大の上げ幅を記録した。これを受けて225先物も上昇して始まったが、新型コロナウィルスの実体経済への影響が見極められず、上値が重くなっていると、その後一部メディアが「現時点では、協調利下げなどの政策対応は盛り込まない方向で調整している」と報じたことで、協調政策への期待感が急速にしぼみ、225先物は下落に転じていった。こうした225先物の動きに伴う形で、日経VIは低下して始まった後、次第に下げ幅を縮小していく展開となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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