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NY為替:主要国の景気刺激策などへの期待でドル下げ渋り

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円59銭まで上昇後、107円15銭まで下落したが、株高を意識して下げ渋り、107円52銭で引けた。米2月ADP雇用統計や2月ISM非製造業景況指数が予想を上回り、ドル売りが後退。さらに、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏が予想外に健闘し超左派で反ビジネス派として知られるサンダース氏の攻勢を抑制したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)に続いてカナダ中銀も積極的な利下げに踏み切るなど、中銀や政府の景気刺激策が新型肺炎による成長への悪影響を抑えるとの期待も広がり、リスク選好の円売りが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1096ドルまで下落後、1.1145ドルまで反発し、1.1136ドルで取引終了。欧州中央銀行(ECB)も追加緩和に踏み切るとの思惑を受けたユーロ売りが観測された。ユーロ・円は119円04銭まで下落した後、取引終了時点にかけて119円76銭まで戻した。ポンド・ドルは1.2797ドルから1.2873ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9583フランから0.9551フランまで下落した。

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