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消去法的に内需シフトへ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19473.07;-1276.68
TOPIX;1382.11;-89.35

[後場の投資戦略]

 新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、原油相場の急落が投資家のセンチメントを大きく悪化させた格好となった。指値状況の薄い中を換金売りで大きく下押す格好であり、マザーズ指数は10%近く下落するといったショック安に見舞われている。上方修正など業績面での反応は限られ、クローズする流れが強まっている。さらに、ネット証券では通信障害もあったようであり、よりパニックにさせた格好であろう。

 日経平均は一気に2019年1月4日以来の水準まで急落しているが、週明けの米国市場の下落も警戒されており、日銀のETF買い入れ等によって下げ渋る動きをみせたとしても、売りのタイミングとして意識されやすいところである。一方で、内需志向に物色がシフトしてきており、内需の3月期決算で高配当の銘柄などへは、消去法的に資金が向かいやすい面もありそうだ。

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