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メディシノバ—重症肺炎および急性呼吸窮迫症候群を対象としたMN-166の開発開始を発表

メディシノバは10日、重症肺炎および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とするMN-166 (イブジラスト)の開発を開始することを発表した。

本開発は、2020年2月に発表された、ARDSの動物モデルスタディの良好な結果に基づいており、イブジラスト治療が、ARDSで観察される肺組織の炎症、出血、肺胞鬱血、および肺胞壁浮腫などの組織学的変化を回復させることを示した。肺水腫スコアを用いて肺胞内の液体貯留の程度を評価したところ、イブジラスト治療により肺水腫が有意に改善した。また、イブジラスト治療により、炎症性サイトカインが用量依存的に有意に低下し、イブジラスト治療が炎症反応を抑制したことを示した。他にも、イブジラスト治療が肺組織でのアポトーシスを減弱させ、肺損傷から保護することを示唆した。

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