13日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり2銘柄、値下がり223銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅に3日続落。12日の米国市場でNYダウは2352ドル安と大幅続落し、1987年のブラックマンデー以来の下落率を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国が30日間禁止される一方、具体的な財政支援策の発表がなかったため失望感が広がった。本日の日経平均も376円安からスタートすると下げ幅を大きく広げ、前場中ごろには一時16690.60円(1869.03円安)まで下落。ただ、後場に入るとアジア株の下げ渋りや日銀による資金供給策を受けて下げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比1128.58円安の17431.05円となった。2016年11月以来、およそ3年4カ月ぶりの安値水準となる。なお、週間の下落幅は3318.70円と過去最大。先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)は17052.89円。東証1部の売買高は34億5938万株、売買代金は4兆8923億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業、不動産業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の97%、対して値上がり銘柄は3%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約94円押し下げた。同2位はKDDIとなり、東エレク、ソフトバンクG、ファナック、京セラ、信越化学、ファミマ、TDKなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは東京建物で14.68%安、同2位は住友不で13.38%安となった。
一方、日経平均構成銘柄で値上がりしたのは、アステラス薬、三菱ケミHDの2銘柄のみとなった。三菱ケミHDは新型コロナのワクチン開発が進展したとの見方から買い優勢となった。
*15:00現在
日経平均株価 17431.05(-1128.58)
値上がり銘柄数 2(寄与度+3.80)
値下がり銘柄数 223(寄与度-1132.38)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アステラス薬 1579 19 +3.42
三菱ケミHD 625.2 21 +0.38
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 46230 -2620 -94.38
KDDI 2763 -289 -62.46
東エレク 18840 -1285 -46.29
ソフトバンクG 3764 -200 -43.23
ファナック 14325 -1200 -43.23
京セラ 5691 -432 -31.12
信越化 9467 -853 -30.73
ファミマ 1737 -207 -29.83
TDK 8210 -740 -26.66
オリンパス 1614 -178 -25.65
ダイキン 11860 -675 -24.32
テルモ 3072 -165 -23.78
中外薬 10205 -545 -19.63
エーザイ 6866 -524 -18.88
アドバンテ 4070 -215 -15.49
セコム 7677 -423 -15.24
エムスリー 2538 -166 -14.35
住友不 2571 -397 -14.30
資生堂 5792 -385 -13.87
リクルートHD 2937 -128 -13.83