NY外為市場では米債利回りの上昇に伴いドル買いが優勢となった。ドル・円は106円75銭から107円43銭まで上昇し、5日来の高値を更新した。1.1186ドルから1.1136ドルまで下落した。
米10年債利回りは0.97%まで上昇。新型肺炎が蔓延する中、世界各国政府が景気を支えるため財政策の準備をしていることなどが期待感に広がった模様。米国の株式相場は5%超高で「リミットアップ」で取引が停止されている。
米労働省が発表した米2月輸入物価指数は前月比‐0.5%と、5カ月ぶりのマイナスに落ち込み、昨年8月来の低水準。前年比では‐1.2%と、1月+0.3%から昨年11月来のマイナスとなった。ただ、予想は上回った。