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マザーズ指数は4日続落、日経平均に引きずられマイナス転換

 本日のマザーズ指数は4営業日続落となった。米株高の流れからマザーズ指数は上昇して取引を開始。日経平均が荒い値動きとなるなか、物色は相対的に新興市場に向かう格好となり、一時596.54ptまで上げ幅を拡大。ただ、その後は前倒しされた日銀の金融政策決定会合を睨んで市場全体が様子見ムードとなり、こう着感が強まる展開に。金融政策決定会合での決定内容が伝わると、日経平均が荒い値動きとなり、マザーズ指数も引きずられる格好から急速に利食いが進みマイナスに転じて取引を終えた。なお、マザーズ指数は4営業日続落、売買代金は概算で854.73億円。騰落数は、値上がり163銘柄、値下がり145銘柄、変わらず9銘柄となった。
 個別では、アンジェスがマザーズ売買代金トップにランクイン。オーストラリアで実施中の高血圧ワクチン開発のための第1/2a相臨床試験で、予定した24例の患者への投与が完了したと発表したことが材料視された。また、好調な20年6月期の上期決算を評価した動きとなったアドベンチャー、20年4月期第3四半期の営業利益が前年同期比136.5%増の7.08億円と発表したスマレジ、臨時休校を実施する学校法人に向けて、授業動画の作成とアーカイブ配信ができる動画サービスを3カ月間無償提供すると発表したJストリームなどに物色が見られた。その他、PSS、Amazia、サンバイオ、弁護士ドットコムなどが買われた。一方、フリーとメルカリを筆頭にAiming、そーせい、フォースタートアップス、GNI、TKP、ミクシィ、AIinsideなどが売りに押された。
 なお、本日マザーズ市場に新規上場したミクリードの初値は、公開価格(890円)を8.1%下回る818円、初値形成時の出来高は26万1300株だった。

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