24日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり23銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。1138.95円高の18026.73円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。23日の米株式市場でNYダウは大幅続落し、582ドル安となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策を巡り政府・与党と野党の協議が難航し、失望感から売りが出た。ただ、連邦準備理事会(FRB)が国債などの購入を無制限に実施すると発表し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)などは大きく上昇。本日の東京市場では前日ストップ高を付けたソフトバンクGや半導体関連等の値がさ株に買いが先行し、日経平均は319円高からスタートすると上げ幅を大きく広げる展開となった。アジア株も総じて堅調で、日経平均は前場中ごろを過ぎると18081.24円(1193.46円高)まで上昇する場面があった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約309円押し上げたほか、東京エレクトロン、ファナック、京セラ、KDDIなどがそれに続いた。ソフトバンクGは前日にストップ高の地合いを引き継ぎ急騰しており、構成銘柄のおける値上がり率もトップとなった。同社は最大4.5兆円の資産売却や資金化によって、自社株買い最大2兆円を実施、残額を負債の償還、社債の買い入れ、現預金残高に充当と前日に発表したことが引き続き買い材料視される展開になっている。需給期待の高まりとともに、バランスシートリスクへの警戒も後退する流れに。一方、値下がり寄与上位銘柄には、塩野義、中外製薬、ニチレイ、京王、小田急などが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 18026.73(+1138.95)
値上がり銘柄数 201(寄与度+1158.65)
値下がり銘柄数 23(寄与度-19.70)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 45460 4710 +169.67
ソフトバンクG 3830 643 +138.98
東エレク 19920 2810 +101.22
ファナック 14580 1415 +50.97
京セラ 6173 432 +31.12
KDDI 3056 137.5 +29.72
ダイキン 13365 815 +29.36
信越化 9751 794 +28.60
テルモ 3317 187 +26.95
ファミマ 1767 177 +25.50
TDK 8050 700 +25.22
アドバンテ 4085 335 +24.14
バンナムHD 5428 511 +18.41
コナミHD 3265 472 +17.00
キッコーマン 4420 420 +15.13
オムロン 5370 415 +14.95
エムスリー 2950 167 +14.44
日産化学 3380 375 +13.51
日東電 4630 375 +13.51
ヤマハ 4100 350 +12.61
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
塩野義 4622 -125 -4.50
中外薬 12010 -105 -3.78
ニチレイ 2474 -87 -1.57
京王 5990 -200 -1.44
小田急 2332 -78 -1.40
JR東海 17670 -380 -1.37
東武 3590 -130 -0.94
王子HD 505 -20 -0.72
凸版印 1502 -38 -0.68
JR西日本 7005 -137 -0.49
東急 1646 -24 -0.43
住友電 1032 -12 -0.43
NTT 2475 -25 -0.36
東ガス 2277.5 -43 -0.31
東宝 3370 -85 -0.31
NTTドコモ 3141 -73 -0.26
明治HD 6980 -30 -0.22
NEC 3475 -50 -0.18
大ガス 1841 -23 -0.17
三井化学 1995 -15 -0.11