26日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり33銘柄、値下がり192銘柄、変わらず0銘柄となった。
本日の日経平均は4日ぶり大幅反落となった。25日の米国株式市場では、ひとまずトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達したことを好感する向きがやや優勢であった。一方、前日までの3営業日で3000円近い上昇かつ節目の19000円を回復したことによる短期的な達成感などから本日の東京市場には利食い売りの動きが先行した。依然として足元の新型コロナウイルスの感染拡大は収束しておらず、25日に1日あたり最多の41名の感染者が確認された東京都で週末の外出自粛が要請され、その動きが首都圏にも波及したことで消費動向などに対する先行き警戒感が強まり、積極的な押し目買いは限られた。アジア株式市場が揃って寄り付きから下げ幅を縮小したものの、本日のところは総じて戻り売り圧力に押される格好になった。
大引けの日経平均は前日比882.03円安の18664.60円となった。なお、東証1部の売買高は20億4967万株、売買代金は3兆3049億円であった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGで2銘柄で日経平均を約324円押し下げた。ソフトバンクGは、ムーディーズが格付けを2段階引き下げたことが嫌気された。そのほか、テルモ、東エレク、TDK、信越化、リクルートHD、オリンパス、アドバンテスなどが下落率上位につづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップもファーストリテで13.16%安、同2位は東京建物で12.77%安となった。
一方、値上がり寄与トップはKDDIとなった。同2位は日産化学となり、ニチレイ、花王、東京海上、明治HD、日清粉Gなどが上昇率上位につづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはニチレイで6.02%高、同2位は王子HDで5.41%高となった。外出自粛要請をうけ、冷凍食品や缶詰などの食品やティッシュなどの紙類などの買い貯めが増加するとの思惑が向かったもよう。
*15:00現在
日経平均株価 18664.60(-882.03)
値上がり銘柄数 33(寄与度+28.35)
値下がり銘柄数 192(寄与度-910.38)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3262 20 +4.32
日産化学 3710 90 +3.24
ニチレイ 2749 156 +2.81
花王 8637 65 +2.34
東京海上 5148 126 +2.27
明治HD 7400 260 +1.87
日清粉G 1799 43 +1.55
クボタ 1355 39.5 +1.42
NTT 2587.5 84.5 +1.22
SOMPOHD 3361 118 +1.06
王子HD 565 29 +1.04
日水 511 18 +0.65
コマツ 1919.5 16 +0.58
宝HD 818 15 +0.54
東武 3775 65 +0.47
NTTドコモ 3305 123 +0.44
MS&AD 3045 35 +0.38
日本ハム 3790 20 +0.36
三菱電 1339 8 +0.29
マルハニチロ 2342 79 +0.28
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 43800 -6640 -239.19
ソフトバンクG 3778 -392 -84.73
テルモ 3312 -246 -35.45
東エレク 20320 -850 -30.62
TDK 8170 -780 -28.10
信越化 10230 -630 -22.69
リクルートHD 2911.5 -195.5 -21.13
オリンパス 1468.5 -133 -19.16
アドバンテ 4305 -265 -19.09
ダイキン 13530 -510 -18.37
ファナック 14865 -500 -18.01
ファミマ 1881 -118 -17.00
京セラ 6255 -178 -12.82
NTTデータ 1023 -70 -12.61
トレンド 4970 -310 -11.17
アステラス薬 1595.5 -61.5 -11.08
日東電 4790 -280 -10.09
資生堂 6219 -274 -9.87
中外薬 11275 -255 -9.19
ヤマハ 4290 -255 -9.19