31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり40銘柄、値下がり183銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続落。30日の米国市場でNYダウは反発し、690ドル高となった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで96円高からスタートすると、中国の3月購買担当者景気指数(PMI)が製造業、非製造業とも大幅上昇したことを好感し、前場に一時19336.19円(前日比251.22円高)まで上昇。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う都市封鎖(ロックダウン)実施への警戒感は根強く、後場に入ると一転して18834.16円(同250.81円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比167.96円安の18917.01円となった。昨年3月末比では2288.80円安。東証1部の売買高は18億6245万株、売買代金は3兆0802億円だった。業種別では、鉄鋼、銀行業、輸送用機器が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは鉱業と石油・石炭製品の2業種のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。
値下がり寄与トップはリクルートHDとなり1銘柄で日経平均を約16円押し下げた。同2位はファナックとなり、トヨタ、アステラス薬、第一三共、ホンダなどが下落した。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはJFEで8.34%安、同2位は日本製鉄で8.01%安となった。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約31円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、エムスリー、オリンパス、富士フイルム、ダイキンなどが上昇率上位につづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはエムスリーで5.27%高、同2位はオリンパスで3.72%高となった。
*15:00現在
日経平均株価 18917.01(-167.96)
値上がり銘柄数 40(寄与度+104.59)
値下がり銘柄数 183(寄与度-272.55)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 44190 850 +30.62
ソフトバンクG 3788 95 +20.53
エムスリー 3195 160 +13.83
オリンパス 1562 56 +8.07
富士フイルム 5439 119 +4.29
ダイキン 13170 100 +3.60
エーザイ 7931 98 +3.53
中外薬 12500 95 +3.42
アドバンテ 4340 45 +3.24
テルモ 3720 16 +2.31
セコム 8974 60 +2.16
東エレク 20355 60 +2.16
キッコーマン 4605 30 +1.08
京セラ 6408 13 +0.94
太陽誘電 2861 20 +0.72
東建物 1147 32 +0.58
リコー 794 14 +0.50
コナミHD 3315 10 +0.36
DOWA 2829 43 +0.31
日製鋼 1308 41 +0.30
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 2796 -147.5 -15.94
ファナック 14655 -300 -10.81
トヨタ 6501 -296 -10.66
アステラス薬 1671 -51 -9.19
第一三共 7434 -230 -8.29
ホンダ 2430 -111 -8.00
スズキ 2584.5 -215.5 -7.76
住友不 2635 -154 -5.55
アサヒ 3510 -151 -5.44
バンナムHD 5241 -144 -5.19
積水ハウス 1784.5 -133.5 -4.81
キリンHD 2137.5 -127 -4.57
KDDI 3190 -21 -4.54
日清粉G 1802 -123 -4.43
キヤノン 2359 -82 -4.43
エプソン 1170 -59 -4.25
塩野義 5317 -109 -3.93
日本ハム 3765 -215 -3.87
SUBARU 2073.5 -106.5 -3.84
ヤマハ 4215 -100 -3.60