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NY為替:リスク回避の円買い優勢、米国経済の再開は遅れるとの懸念強まる

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円61銭から106円92銭まで下落して107円15銭で引けた。米国の3月ADP雇用統計が2017年9月来で初めての雇用減少に落ち込んだほか、米3月ISM製造業景況指数も50を割り込み活動の縮小を示したため、景気後退を織り込むドル売りが優勢となった。さらに、トランプ政権が新型ウイルス蔓延が今後2週間で一段と深刻化する可能性を警告したため経済の再開が遅れ景気や企業収益にさらなる影響を与えるとの懸念に投資家心理が悪化しリスク回避の円買いも強まった。

ユーロ・ドルは、1.0903ドルまで下落後、1.0970ドルまで上昇し、1.0962ドルで引けた。域内の製造業PMIが軒並み落ち込んだことを嫌気したユーロ売りが継続した。ユーロ・円は117円67銭から116円95銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2358ドルから1.2439ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9691フランまで上昇後、0.9653フランまで反落した。

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