4月3日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり109銘柄、値下がり111銘柄、変わらず5銘柄となった。
3日の日経平均は5日ぶり反発。54.63円高の17873.35円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。2日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反発し、469ドル高となった。週間の新規失業保険申請件数が過去最高を記録した前週のほぼ2倍に跳ね上がり、朝方は売りが先行。しかし、ロシアとサウジアラビアが原油減産で合意する見込みとトランプ大統領が示唆すると、原油先物相場の急伸とともにエネルギー関連株が大きく買われた。米長期金利の上昇とともに円相場が一時1ドル=108円近辺まで下落し、本日の日経平均はこうした流れを好感して132円高からスタート。朝方には18059.15円(240.43円高)まで上昇する場面もあったが、一段の上値追いの動きは乏しく、伸び悩む展開となった。
値上がり寄与トップはセコム、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約28円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはデンカで23%高であった。デンカは、日本政府の要請を受けて、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の原料マロン酸ジエチルを供給することを決定したと前日に発表している。一方、値下がり寄与トップは京セラとなったほか、TDK、ファミマ、信越化学、アドバンテなどが同上位銘柄に並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 17873.35(+54.63)
値上がり銘柄数 109(寄与度+163.50)
値下がり銘柄数 111(寄与度-108.87)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
セコム 8742 395 +14.23
ファーストリテ 41320 380 +13.69
東エレク 19800 370 +13.33
KDDI 3092 52 +11.24
エムスリー 3245 115 +9.94
富士フイルム 5700 275 +9.91
中外薬 12345 270 +9.73
ダイキン 12795 255 +9.19
資生堂 6241 170 +6.12
花王 8425 149 +5.37
アステラス薬 1613.5 23.5 +4.23
ソフトバンクG 3785 17 +3.67
デンカ 2571 490 +3.53
ヤマトHD 1832 98 +3.53
塩野義 5131 97 +3.49
エーザイ 7120 72 +2.59
菱地所 1592 50 +1.80
大塚HD 4010 50 +1.80
バンナムHD 5126 45 +1.62
キヤノン 2188 28 +1.51
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
京セラ 5759 -156 -11.24
TDK 7490 -290 -10.45
ファミマ 1857 -42 -6.05
信越化 9927 -143 -5.15
アドバンテ 3845 -70 -5.04
太陽誘電 2479 -121 -4.36
SUBARU 1765 -103.5 -3.73
オリンパス 1434.5 -25.5 -3.67
リクルートHD 2403 -28.5 -3.08
トレンド 4850 -85 -3.06
第一三共 6793 -68 -2.45
イオン 2097 -64.5 -2.32
大和ハウス 2372 -61.5 -2.22
日本ハム 3265 -120 -2.16
NTTデータ 952 -12 -2.16
住友不 2430.5 -52 -1.87
電通G 1884 -50 -1.80
アルプスアル 908 -45 -1.62
丸井G 1618 -45 -1.62
ヤマハ 3895 -45 -1.62