3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり80銘柄、値下がり142銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は5日ぶり小幅反発。2日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、469ドル高となった。ロシアとサウジアラビアが減産で合意する見込みとのトランプ大統領の発言を受け、原油先物相場が急伸したことが好感された。本日の日経平均も132円高からスタートすると、朝方には一時18059.15円(前日比240.43円高)まで上昇。しかし、本日発表される3月の米雇用統計や週末での新型コロナウイルスの感染拡大が警戒され、後場には一転して17646.50円(同172.22円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比1.47円高の17820.19円となった。東証1部の売買高は14億9911万株、売買代金は2兆3669億円と2月21日以来の低水準だった。業種別では、鉱業、保険業、電気・ガス業が上昇率上位だった。一方、空運業、輸送用機器、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の22%、対して値下がり銘柄は76%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約23円押し上げた。同2位はダイキンとなり、KDDI、中外製薬、セコム、富士フイルムなどが上昇率上位につづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはデンカで、ストップ高まで買い進まれ24.03%高、同2位は「アビガン」を手がける富士フイルムで6.25%高となった。デンカは、新型コロナウイルス治療を巡り期待の高まる「アビガン」の原料供給を決定したと発表したことが材料視された。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHDで1銘柄で日経平均を約9円押し下げた。同2位はTDKとなり、信越化、ソフトバンクG、テルモなどが下落率上位につづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはSUBARUで8.22%安、同2位はJフロントで7.75%安となった。
*15:00現在
日経平均株価 17820.19(+1.47)
値上がり銘柄数 80(寄与度+165.46)
値下がり銘柄数 142(寄与度-163.99)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 41570 630 +22.69
ダイキン 12900 360 +12.97
KDDI 3099 59 +12.75
中外薬 12420 345 +12.43
セコム 8690 343 +12.36
富士フイルム 5764 339 +12.21
エムスリー 3250 120 +10.37
東エレク 19605 175 +6.30
花王 8448 172 +6.20
資生堂 6202 131 +4.72
塩野義 5160 126 +4.54
日東電 4635 125 +4.50
エーザイ 7170 122 +4.39
アステラス薬 1612 22 +3.96
デンカ 2581 500 +3.60
ヤマトHD 1811 77 +2.77
バンナムHD 5139 58 +2.09
大塚HD 4015 55 +1.98
コマツ 1726 53 +1.91
キヤノン 2187 27 +1.46
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 2351.5 -80 -8.65
信越化 9850 -220 -7.93
TDK 7560 -220 -7.93
ソフトバンクG 3732 -36 -7.78
テルモ 3552 -53 -7.64
ホンダ 2135.5 -87 -6.27
ファミマ 1859 -40 -5.76
SUBARU 1715 -153.5 -5.53
オリンパス 1424 -36 -5.19
キッコーマン 4380 -130 -4.68
京セラ 5853 -62 -4.47
イオン 2044.5 -117 -4.21
トレンド 4835 -100 -3.60
丸井G 1566 -97 -3.49
トヨタ 6195 -92 -3.31
第一三共 6769 -92 -3.31
スズキ 2498.5 -80.5 -2.90
NTTデータ 948 -16 -2.88
太陽誘電 2528 -72 -2.59
アドバンテ 3880 -35 -2.52