6日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり175銘柄、値下がり43銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。429.38円高の18249.57円（出来高概算7億3000万株）で前場の取引を終えた。トランプ米大統領とペンス副大統領は5日、米国での新型コロナウイルスの感染拡大について、横ばいか安定化が始まっている兆候があると述べた他、ニューヨーク州での1日当たりの死者が減少したことに言及した。また、日本では緊急事態宣言の準備入りに入ったとの報道によって、結果的には不透明感が払しょくされたほか、緊急経済対策への思惑等から、買い先行で始まった。日経平均は寄り付き直後に付けた17802.62円を安値に、前場半ばには一時18419.57円まで上げ幅を拡大させた。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約81円押し上げた。KDDIの他、NTTドコモ、ソフトバンクなども大幅に上昇。一部メディアが「新型コロナウイルスの感染拡大で、データ通信量が急増している」と報じたことが材料視されたようだ。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはデンカで14.57％高、同2位はユニチカで8.30％高だった。デンカはアビガン関連の物色が継続。
一方、値下がり寄与トップは伊藤忠、同2位はガイシとなり、2銘柄で日経平均を約2円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは古河電で3.27％安、同2位は三井化学で2.76％安だった。
*11:30現在
日経平均株価 18249.57(+429.38)
値上がり銘柄数 175(寄与度+441.88)
値下がり銘柄数 43(寄与度-12.50)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 3935 203 +43.88
KDDI 3270 171 +36.96
ファーストリテ 42510 940 +33.86
東エレク 20315 710 +25.58
中外薬 12830 410 +14.77
富士フイルム 6115 351 +12.64
花王 8795 347 +12.50
アドバンテ 4035 155 +11.17
第一三共 7064 295 +10.63
テルモ 3625 73 +10.52
信越化 10135 285 +10.27
オリンパス 1494 70 +10.09
ダイキン 13140 240 +8.65
トヨタ 6412 217 +7.82
アステラス薬 1653 41 +7.38
ファミマ 1909 50 +7.20
NTTデータ 987 39 +7.02
ソニー 6449 189 +6.81
セコム 8870 180 +6.48
塩野義 5340 180 +6.48
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
伊藤忠 2042.5 -29 -1.04
ガイシ 1194 -27 -0.97
クレセゾン 1020 -26 -0.94
アサヒ 3307 -25 -0.90
京成 2826 -43 -0.77
豊通商 2154 -21 -0.76
住友電 997 -17 -0.61
リコー 676 -17 -0.61
住友商 1126.5 -17 -0.61
丸井G 1551 -15 -0.54
日通 4755 -130 -0.47
アルプスアル 890 -11 -0.40
三井化学 1794 -51 -0.37
日清紡HD 629 -10 -0.36
丸紅 490.7 -8.3 -0.30
ミネベアミツミ 1419 -8 -0.29
SOMPOHD 3406 -28 -0.25
Jフロント 724 -14 -0.25
古河電 1777 -60 -0.22
フジクラ 273 -6 -0.22