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米国株見通し:上昇基調か、ウイルス感染拡大の鈍化に期待感

(16時20分現在)
S&P500先物        2,582.38(+99.63)
ナスダック100先物   7,840.12(+317.37)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は4%超高、NYダウ先物は800ドル超高。欧州株高も波及するとみられ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

3日の取引は反落。主要3指数は1-2%下げ、ダウは前日比360ドル安の21000ドル付近に弱含んだ。この日発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比—70万人超と、予想の—10万人をはるかに凌ぐ内容となった。新型コロナウイルスの労働市場への悪影響はある程度織り込まれていたとはいえ、経済の下振れ懸念が強まりリスク資産の整理に傾いた。ただ、原油価格の上昇で関連銘柄が買われ、指数を下支えした。

週明け6日の取引は、上昇基調が見込まれる。ニューヨーク州で新型ウイルスの1日当たりの死者数が減少したことで、トランプ大統領は感染拡大に関し、横ばいもしくは安定化の兆候を指摘。欧州で被害が深刻化していたイタリアやスペインでのピークアウトの可能性も、意識されやすい。市場のリスク許容度が改善すれば、値ごろ感の生じた銘柄に買戻しが入りそうだ。ただし、不透明感から本格回復にはほど遠く、今晩は自律反発にとどまるとみる。

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