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マザーズ指数は大幅に3日続伸、目先の悪材料出尽くし感強まる、値上がり率トップはユナイト&グロウ

 本日のマザーズ指数は、目先の悪材料出尽くし感から、投資家の中小型株物色が強まり、大きく3日続伸となった。前日の米国市場では、ニューヨーク州において改めて新型コロナウイルスの感染者数が増大したことや原油価格の下落が嫌気され、主要株価指数は下落した。こうした背景から、マザーズ指数も寄り付きから前引けにかけては弱含んだ。ただ、欧米での新型コロナの感染者の増加ペースが鈍化したとの見方や、政府の緊急事態宣言を受けて当面の悪材料出尽くし感が強まり、後場に入ってからは個人投資家のセンチメントも改善した。新型コロナ発祥地である中国武漢市の都市封鎖が事実上解除されたことなども、不安感の一部払拭に繋がったようだ。こうした流れから、大引けにかけて日経平均が400円超と上伸するに従い、マザーズ指数も上げ幅を拡げていく展開となった。なお、売買代金は概算で829.83億円。騰落数は、値上がり255銘柄、値下がり63銘柄、変わらず7銘柄となった。
 個別では、直近の下落基調からの揺り戻しの動きが強まったユナイトアンドグロウ、ハウテレビジョン、ジェイック、Kudan、アライドアーキテクツなどが20%を超える大幅な上昇をみせた。また、未公表としていた20年2月期の純利益予想を3.08億円(前期実績2.55億円)と発表したロゼッタも15%超の大幅高となった。その他では、ミクリード、フーバーブレイン、ポート、ステムリムなどが値上がり率ランキングに入った。一方、新型コロナウイルスの影響による決算発表遅延の可能性を表明した関通が7%安、12-2月期の最終損益が赤字に転落したシリコンスタジオが4%超とそれぞれ下落したほか、MRT、農業総合研究所、くふうカンパニー、オイシックス、Amazia、メドレーなどが値下がり率上位に入った。

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