10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり165銘柄、値下がり57銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反発。9日の米国市場でNYダウは続伸し、285ドル高となった。連邦準備制度理事会（FRB）が新たな金融支援策を導入したことが好感された。また、東京市場ではオプション4月物の特別清算指数（SQ）算出に絡んだ売買が買い越しだったこともあり、本日の日経平均は154円高からスタート。寄り付きを高値にマイナスへ転じると、前場は小安い水準でもみ合う場面が多かった。ただ、後場に入ると日銀による上場投資信託（ETF）買い入れ観測を支えに再び強含んだ。
大引けの日経平均は前日比152.73円高の19498.50円となった。なお、オプション4月物のSQ値は19577.48円。東証1部の売買高は13億7022万株、売買代金は2兆1945億円と2月21日以来の低水準だった。業種別では、銀行業、鉄鋼、電気・ガス業が上昇率上位だった。一方、鉱業、空運業、ゴム製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70％、対して値下がり銘柄は28％となった。
値上がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約45円押し上げた。前日に発表した決算を評価した買いが先行した。同2位はソフトバンクGとなり、バンナムHD、アステラス薬、TDK、信越化などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはバンナムHDで4.95％高、同2位はあおぞら銀で4.91％高だった。
値下がり寄与トップはファミマで1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位は東エレクとなり、エムスリー、キッコーマン、コナミHDなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップもファミマで5.04％安、同2位は日揮HDで3.15％安だった。
*15:00現在
日経平均株価 19498.50(+152.73)
値上がり銘柄数 165(寄与度+220.35)
値下がり銘柄数 57(寄与度-67.62)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 48190 1240 +44.67
ソフトバンクG 4347 164 +35.45
バンナムHD 5550 262 +9.44
アステラス薬 1728.5 48.5 +8.74
TDK 8750 240 +8.65
信越化 11470 215 +7.74
中外薬 13700 165 +5.94
KDDI 3128 24 +5.19
富士フイルム 5459 133 +4.79
第一三共 7550 121 +4.36
住友不 2727.5 111 +4.00
スズキ 3132 110 +3.96
安川電 3050 104 +3.75
日産化学 3910 100 +3.60
武田 3562 82 +2.95
日立建 2485 78 +2.81
コムシスHD 2799 71 +2.56
豊通商 2466 63 +2.27
オムロン 5880 60 +2.16
ファナック 15045 50 +1.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファミマ 1827 -97 -13.98
東エレク 22645 -295 -10.63
エムスリー 3680 -65 -5.62
キッコーマン 4650 -145 -5.22
コナミHD 3200 -75 -2.70
アドバンテ 4570 -35 -2.52
電通G 1936 -49 -1.77
イオン 2113.5 -48 -1.73
トヨタ 6635 -45 -1.62
キリンHD 2143.5 -43 -1.55
ブリヂストン 3327 -43 -1.55
ソニー 6670 -41 -1.48
ヤマハ 4310 -40 -1.44
花王 8877 -33 -1.19
日揮HD 983 -32 -1.15
資生堂 6614 -31 -1.12
オリンパス 1621.5 -6 -0.86
7&iHD 3450 -23 -0.83
京成 3055 -45 -0.81
京セラ 6214 -11 -0.79