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米国株見通し:上げ渋りか、企業業績の悪化なら指数を下押し

(16時30分現在)
S&P500先物        2,792.88(+33.63)
ナスダック100先物   8,446.62(+119.37)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は300ドル超高。NY原油先物(WTI)は小幅高で、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

13日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックはアマゾンの採用計画を好感した株価の上昇が指数を押し上げたが、ダウとS&Pは1%超下げて取引を終えた。新型コロナウイルスに関し一部にピークアウトの兆しが示される半面、死者の増加による感染拡大への懸念で全般的に地合いは悪化。また、主要産油国による協議で減産合意に達したものの、原油価格の回復ペースは緩慢で、エネルギー関連は積極的に買いづらいようだ。

本日はトランプ政権の経済再開に向けた指針のほか、中国貿易統計の予想上振れが好材料となりそうだ。特に、足元で発表された中国の経済指標は想定ほど悪化しておらず、早期回復への期待感が広がりやすい。一方、新型ウイルスの企業業績への影響が注目されるなか、今晩のジョンソンエンドジョンソンやJPモルガン・チェースなどの決算発表でヘルスケアや金融に動意が見込まれる。業績見通しが極端に下方修正されれば、指数を押し下げる可能性があろう。また、国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しも地合いを悪化させる要因となりそうだ。

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