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米国株見通し:弱含みか、大幅悪化の経済指標や企業業績で売り先行

(16時40分現在)

S&P500先物        2,820.38(-22.62)
ナスダック100先物   8,637.50(-55.00)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は200ドル近く下落。NY原油先物(WTI)も低水準で、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

14日の取引で主要3指数は強含み。ダウは一時24000ドルを回復するなど堅調地合いが続き、558ドル高で取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大への過度な懸念はいったん収束し、トランプ政権による経済再開への指針に期待感が広がった。また、中国貿易統計が想定ほど悪化せず、早期回復への思惑が買いを誘発。この日発表されたJPモルガン・チェースなど金融機関から悲観的な見方が示されたものの、相場への影響は限定的だった。

ただ、本日の取引は大幅悪化の経済指標が相次ぎ、株買いは弱まりそうだ。21時発表の小売売上高は急激な落ち込みが予想され、主要都市封鎖に伴う個人消費縮小への懸念が再燃する見通し。また、本格化する企業決算で、ゴールドマン・サックスなど金融機関から悲観的な業績見通しが示されれば、株売りにつながりやすい。さらに、主要産油国による減産合意後もWTIは弱含み、エネルギー関連が指数を下押しする可能性もある。

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