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東京金見通し:節目の6000円台突破を意識した展開

TOCOM金 21年2月限・夜間取引終値:5931円(前日日中取引終値比↑3円)

・想定レンジ:5900円-6050円

16日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年2月限)は、節目の6000円台突破を意識した展開となりそうだ。前日の米国株式市場では、原油安に加えて米国経済指標や銀行収益の悪化が嫌気され、主要3指数は揃って下落。本日の日本株市場は調整色の強い相場展開になりそうであり、外部環境としては金先物に資金が向かいやすい地合いが想定される。また、円相場は1ドル107円40銭台で推移しており、前日まで観測されていた円高進行に一服感が出たことも金先物にとっての支援材料となりそうだ。まずは、目前に迫る節目の6000円台乗せが焦点となってくるだろう。一方で、足元で原油安など幾分織り込まれていたほか、日中の株式市場の値幅は落ち着いてきており、次第に日本株に対する押し目拾いの動きが見られた場合は、金先物の利益確定売りに繋がりやすい点には留意しておきたい。

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