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米国株見通し:伸び悩みか、経済再開に期待感も週末の売りが下押し

(16時40分現在)

S&P500先物        2,856.12(+68.62)
ナスダック100先物   8,886.00(+151.75)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は600ドル超高。欧州株高の波及も見込まれ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

16日の取引で主要3指数は反発。ダウは下押しされる場面もあったが、23000ドル台を維持し、そのまま取引を終えた。一方、外出禁止措置の恩恵を受けているアマゾンなどが寄与し、ナスダックは1%超高となった。この日発表された新規失業保険申請件数は500万人超となり、4週間での失業者は2000万人を上回っている。大幅悪化の経済指標を受け新型コロナウイルスの蔓延による経済への懸念が強まり、積極的な買いは抑制された。また、金融当局者の先行きに対する慎重な発言も、買いをちゅうちょさせた。

ただ、今晩の取引は、国内経済再開に向けたトランプ政権の指針が好感され、割安感のある銘柄に幅広く買いが入りやすい。米バイオ医薬品メーカーが開発した抗ウイルス薬の臨床試験でコロナ感染患者に回復がみられるとの報道で、関連銘柄が注目される。また、中国1-3月期国内総生産(GDP)はマイナスとなったが、底入れ期待から、中国関連セクターも物色されよう。半面、原油安でエネルギー株は引き続き買いづらい。また、国内の感染死のペースは依然高く、終盤にかけては警戒感から週末前の売りにある程度押される展開となりそうだ。

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