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日経平均、いつ2万円へ戻る?〜今週のトレンドを読み解く株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

日経平均は下落トレンドの上昇局面で、現在は買いポジション。売りポジションへの変更は、1万8,600円を終値で割り込むことである――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2020年4月19日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し

日経平均株価 反発上昇が続く

先週のレポートでは、A点に注目した。A点が位置する時間帯を通過することで、新しい流れとなるのか否かがポイントになったからだ。実際には、週初こそ乱高下したものの、先週末には上値抵抗線ADラインを越えて取引を終えている。
次の注目日は4月24日前後である。

A点水準:約19,700円
B点水準:約18,100円
C点水準:約19,100円

今週のポイントは、反発上昇は続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
AEラインに注目したい。右肩上がりのAEラインを越えると「時間の逆行」状態となる。したがって、AEラインを越えるような上昇となるのか、それともAEラインを越えることなく上値が重たくなっていくのか、ということである。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、18,600円を終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。上値抵抗線として存在していたACラインおよびADラインを越えてきた。また、戻り高値の水準を更新しているからだ。この場合、AEラインに絡みながら2万円台に戻してくることが考えられる。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。上述したように、AEラインを越える状態というのは「時間の逆行」と言い、あってはならない状態である。したがって、AEラインを越えていく確率は低いと考えられる。また、B点が位置する時間帯を迎えるが、流れが変わる可能性もあるからだ。この場合、19,000円を割り込んでいくことになる。

Next: ニューヨーク・ダウ 戻り高値を更新~米国市場分析



ニューヨーク・ダウ 戻り高値を更新

先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置する時間帯を通過することで、新しい流れが出るのか否かがポイントになったからだ。実際には、B点が位置する時間帯を通過した後はBEラインの上方でもち合っていたが、下ヒゲの長いローソク足が出現した後の週末に大きな陽線を示現して取引を終えている。
次の注目日は4月24日前後である。

A点水準:約24,600ドル
B点水準:約23,200ドル
C点水準:約25,600ドル
D点水準:約24,250ドル

今週のポイントは、高値更新の動きは続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
D点に注目したい。ペンタゴンの中心点でもあるD点の上方を通過することが出来るのか否かがポイントになるからだ。先日の暴落時とは違い落ち着きを取り戻しつつある時であるからこそ、中心点の上方を通過するのか否かにもしっかり注目したい。D点の上方を通過することが出れば、下げ止まりから安心感が広がる可能性がある。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、22,400ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。上値抵抗線であったBEラインを越えた後も堅調な展開が続いている。上値抵抗線として位置していたABラインも越えてきている。そして、先週末にはD点水準に迫る上昇を見せているからだ。この場合、25,000ドルを越えていくことが期待される。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。D点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。この場合、下値支持線BEラインを下回り、23,000ドルをも割り込んでいくことになろう。

Next: ナスダック 再び時間の逆行~米国市場分析



ナスダック 再び時間の逆行

先週のレポートでは、ADラインに注目した。上値抵抗線ADラインを越えた状態というのは「時間の逆行」と言い、ペンタゴンチャート上はあってはならないこととされている。先日、ナスダック総合指数は描き換えたばかりなのに、再び時間の逆行が生じている。投資資金がナスダックの構成銘柄に集中しているのであろう。こうした状況下でアマゾンが最高値を更新してきている。
次の注目日は4月21日前後である。

今週のポイントは、時間の逆行は回避できるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。時間の逆行が回避されるのであれば、ADラインの内側に戻ってくることが求められるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、8,000ポイントを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。B点が位置する時間帯を通過すると同時にADラインから上放れ、時間の逆行が続いている。この場合、9,000ポイントを目指す動きも考えられる。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行し、時間の逆行が回避される可能性もある。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、流れが変わる可能性があるからだ。この場合、8,000ポイントを下回ることが考えられる。

今週の個別銘柄分析(1銘柄)

今週のペンタゴン(1銘柄)

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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2020年4月19日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコイン・個別銘柄の展望もすぐ読めます。

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image by:wutzkohphoto / ShutterStock.com

☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2020年4月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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