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米国株見通し:反落か、原油価格の急落で関連銘柄に売り

(16時50分現在)

S&P500先物        2,854.62(-15.38)
ナスダック100先物   8,776.00(-33.00)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は弱含み、NYダウ先物は150ドル安。NY原油先物(WTI)も大幅安で、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

17日の取引で主要3指数は上昇。ダウは前日比700ドル超高で24000ドル台を回復した。トランプ政権が公表した指針で、経済再開への思惑から幅広く買われた。航空関連が相場をけん引。また、バイオ医薬品メーカーによる抗ウイルス薬の開発が期待され、医薬品関連が物色されている。そのほか、銀行やエネルギーも大きく値を切り上げ、指数の上昇に寄与。一方、中国1-3月期国内総生産(GDP)は大幅に悪化したが、株売りは限定的となった。

今晩はエネルギー関連を中心に売りが先行しよう。新型コロナウイルス感染拡大に伴う原油の需要減退を背景にWTIが1バレル=15ドルを割り込む記録的な低水準に落ち込み、今晩決算発表のハリバートンなどが注目される。アイビーエムの業績内容も手がかりとなりそうだ。ただ、トランプ大統領は中小企業向けの追加支援に関し議会との合意に意欲を示していることから、経済再開への思惑を背景に極端な下げは想定しにくい。

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