23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり179銘柄、値下がり43銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は4日ぶりに反発。128.00円高の19265.95円(出来高概算4億7792万株)で前場の取引を終えている。前日の米国市場では、上院を通過した米国政府の中小企業追加救済策は、明日にも下院で採決され成立する見通しとなったほか、原油価格の反発や一部企業決算が予想を上回ったことが投資家の安心感につながり、終日堅調に推移。引けにかけては上げ幅をさらに拡大した。こうした流れから、今週に入ってから700円超下げていた日経平均も本日は大きく反発して始まり、上げ幅は一時250円近くになった。ただ、今後の原油価格の動向を見極めたいとする思惑もあってか、その後は上げ幅を縮小していき、結局、128円高で前場の取引を終えた。
業種別では、鉱業の4%高を筆頭に非鉄金属、海運業、石油・石炭製品など東証33業種中26業種がプラスとなっている。一方、空運業や陸運業、保険業、その他金融業などがマイナスとなっている。
値上がり寄与トップはファナックで1銘柄で日経平均を約18円押し上げた。同2位はKDDIとなり、TDK、オリンパス、信越化学、ファミマなどがつづいた。
値下がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。アルツハイマー病治療薬アデュカヌマブの米当局への申請を従来予想よりも遅い7-9月に計画していると発表したことが嫌気された。同2位はファーストリテとなり、アドバンテス、東エレク、花王などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 19265.95(+128.00)
値上がり銘柄数 179(寄与度+193.58)
値下がり銘柄数 43(寄与度-65.58)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 15060 495 +17.83
KDDI 3213 40 +8.65
TDK 8570 230 +8.29
オリンパス 1621.5 57.5 +8.29
信越化 11495 190 +6.84
ファミマ 1764 46 +6.63
テルモ 3579 39 +5.62
日産化学 3855 140 +5.04
キッコーマン 4760 130 +4.68
ヤマハ 4085 125 +4.50
ソフトバンクG 4396 19 +4.11
京セラ 5776 57 +4.11
ホンダ 2397 54 +3.89
トレンド 5040 100 +3.60
電通G 2017 93 +3.35
セコム 9038 87 +3.13
コナミHD 3250 85 +3.06
エプソン 1048 42 +3.03
横河電 1348 81 +2.92
豊通商 2342 77 +2.77
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 7191 -576 -20.75
ファーストリテ 47930 -370 -13.33
アドバンテ 4960 -140 -10.09
東エレク 21985 -170 -6.12
花王 8752 -92 -3.31
リクルートHD 2762.5 -26 -2.81
中外薬 13230 -50 -1.80
京成 3060 -50 -0.90
アステラス薬 1752 -4 -0.72
ヤマトHD 1874 -20 -0.72
資生堂 6558 -16 -0.58
JR東日本 8041 -117 -0.42
ダイキン 13260 -10 -0.36
MS&AD 2960 -31.5 -0.34
菱地所 1692.5 -9 -0.32
東急 1616 -16 -0.29
東武 3630 -40 -0.29
JR東海 17045 -70 -0.25
味の素 1921.5 -6.5 -0.23
千葉銀 475 -6 -0.22