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今日の為替市場ポイント:日銀金融政策決定会合の結果判明を待つ状況

24日のドル・円は東京市場では107円55銭から107円76銭まで反発。欧米市場でドルは107円73銭から107円37銭まで下落し、107円49銭で取引終了。

本日27日のドル・円は、主に107円台で推移か。日本銀行の金融政策決定会合の結果判明を待つ状況となる。新たな金融緩和策の導入が決定された場合、リスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。

今回の日銀金融政策決定会合では、前回会合に続いて追加緩和が決定される可能性が高いと予想されている。企業の資金繰りを支援する目的で新たな措置が講じられる見込みだが、市場関係者の間からは「財政の大幅な拡大を想定して日銀による国債買い入れの方針は変更される可能性がある」との声が聞かれている。具体的には、ウイルス感染拡大が収束して経済活動が正常化するまでの期間、年間80兆円規模の上限をなくすことについて議論されるとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)は、国債などを制限なく買い入れる量的緩和策を打ち出しているため、日銀もこの動きに追随するとの見方は多いようだ。

為替については、日銀による無制限の国債買い入れを想定して一部投資家は円売りを勧めているようだが、今回の決定会合で結論が出なかった場合、ポジション調整的な円買いが一時的に広がる可能性がある。

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