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後場の日経平均は63円安でスタート、花王やファナックが軟調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19719.72;-63.50
TOPIX;1444.89;-2.36

[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比63.50円安の19719.72円と前引けから下げ幅を縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は19640円の安値水準から19710円水準まで切り上げた。アジア市場は高安まちまち。中国上海総合指数は小安く推移しているが、下げ幅を縮めてきておりプラスに転換しそうだ。また、香港ハンセン指数は小幅ながら堅調に推移している。為替は朝方と変わらず1ドル=107円20-30銭台での動きとなっている。こうした中、後場の日経平均は、前場の日経平均が下げ渋ったことやこの先の日銀ETF(上場投資信託)買いへの思惑などから、下値を切り上げての寄り付きとなり、前日終値とほとんど変わらない水準での動きを継続する形となっている。

 業種別では、前日比プラスとマイナスの業種がほぼ拮抗しており、マイナスになっているのは、鉄鋼や鉱業、化学、石油・石炭製品など。一方、空運業や精密機器、ゴム製品、電気機器などはプラスとなっている。東証1部の売買代金上位では、決算がポジティブサプライズとなったイビデンが大幅高となっているほか、東エレクやキーエンス、太陽誘電などハイテク関連株の上昇が目立っている。他方、決算内容がサプライズ限定的で材料出尽くしとなった花王が大きく下落しているほか、ソフトバンクG、ファーストリテ、任天堂、武田、ファナックなどがマイナスとなっている。

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