マネーボイス メニュー

米国株見通し:底堅い値動きか、雇用統計の大幅悪化も底入れに期待

(16時50分現在)

S&P500先物      2,909.12(+29.12)
ナスダック100先物   9,191.00(+83.25)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は200ドル超高。NY原油先物(WTI)も反発し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

6日の主要3指数は上昇。ダウは211ドル高の23875ドルで取引を終えたが、一時24000ドルを回復する場面もあった。新型コロナウイルスの発生源をめぐる米中対立や、高水準の新規失業保険申請件数など懸念材料が意識され、下押し圧力は弱まっていない。ただ、ロックダウン解除の動きが広がっており、経済活動の正常化への思惑が市場心理を改善させている。この日の取引ではアップルなどハイテク株に買いが集まり、指数を押し上げた。

本日は底堅い値動きが予想される。焦点の雇用統計は、6日のADP統計の記録的低水準を受け歴史的な悪化はすでに織り込み済み。想定を上回る打撃が示されれば景気後退への懸念からいったん売られる可能性はあるが、底入れ期待が広がれば買戻しが入りやすい。一方、トランプ政権は3兆ドル規模の景気対策のほかに新たな支援策の可能性に言及しており、雇用へのダメージを薄めそうだ。セクター別では原油価格の回復を受けたエネルギー、前日買われたハイテクが引き続き注目される。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。