マネーボイス メニュー

マザーズ先物見通し:買い見送り気分が強まるか

本日のマザーズ先物は、米国経済の再開への先行き不透明感から買い見送りムードが広がりそうだ。前週末に米国市場は、米雇用統計の悪化が市場予想を下回ったことなどを受け、買いが優勢となり、NYダウなど主要株価指数は続伸した。シカゴの日経225先物も続伸していることは相場にプラスに働きそうだ。一方、米メディアは9日、疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長や国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長、食品医薬品局(FDA)のハーン長官の3人が、2週間の自主隔離に入ると報じた。3人はホワイトハウスの新型コロナ対策チームに名を連ねているだけに、市場では「米国の新型コロナ対策に遅れが出るのではないか」、「米国経済の再開が進むなかでの感染判明で、先行き警戒感が膨らむ可能性がある」などとの声も聞かれ、買い見送り気分が強まる可能性もある。また、このところマザーズ市場をけん引していたアンジェスなど先駆したバイオ関連株の一角が値を崩しているため、「こうした流れが継続するのか、それとも決算などを受けて中小型への循環物色が強まるのか確認したい」との指摘もあり、模様眺めムードが広がる場面もありそうだ。上値のメドは820.0pt、下値のメド790.0ptとする。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。